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03月19日-委員長報告、討論、採決、閉会-07号

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  1. 新潟県議会 2019-03-19
    03月19日-委員長報告、討論、採決、閉会-07号


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    最終取得日: 2023-06-14
    平成31年  2月定例会 本会議平成31年3月19日(火曜日)  議事日程 第7号    午後1時 開議第1 第1号議案から第70号議案まで及び   第76号議案から第108号議案まで第2 請願第1号から第3号まで第3 陳情第1号及び第2号第4 請願平成28年第5号、陳情平成27年第15号、   第20号、平成29年第2号、平成30年第2号、   第4号、第8号及び第12号第5 第1号発議案第6 第109号議案第7 第3号発議案第8 第4号発議案第9 第5号発議案第10 第6号発議案及び第7号発議案第11 第8号発議案及び第9号発議案本日の会議に付した案件 日程第1  第1号議案 平成31年度新潟県一般会計予算  第2号議案 平成31年度新潟県県債管理特別会計予算  第3号議案 平成31年度新潟県地域づくり資金貸付事業特別会計予算  第4号議案 平成31年度新潟県災害救助事業特別会計予算  第5号議案 平成31年度新潟県国民健康保険事業特別会計予算  第6号議案 平成31年度新潟県母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算  第7号議案 平成31年度新潟県心身障害児者総合施設事業特別会計予算  第8号議案 平成31年度新潟県中小企業支援資金貸付事業特別会計予算  第9号議案 平成31年度新潟県林業振興資金貸付事業特別会計予算  第10号議案 平成31年度新潟県沿岸漁業改善資金貸付事業特別会計予算  第11号議案 平成31年度新潟県有林事業特別会計予算  第12号議案 平成31年度新潟県用地先行取得事業特別会計予算  第13号議案 平成31年度新潟県都市開発資金事業特別会計予算  第14号議案 平成31年度新潟県流域下水道事業特別会計予算  第15号議案 平成31年度新潟県港湾整備事業特別会計予算  第16号議案 平成31年度新潟県電気事業会計予算  第17号議案 平成31年度新潟県工業用水道事業会計予算  第18号議案 平成31年度新潟県工業用地造成事業会計予算  第19号議案 平成31年度新潟県新潟東港臨海用地造成事業会計予算  第20号議案 平成31年度新潟県病院事業会計予算   第21号議案 平成31年度新潟県基幹病院事業会計予算  第22号議案 県の行う建設事業等に対する市町村の負担について  第23号議案 国営土地改良事業に対する市村の負担について  第24号議案 新潟県手数料条例の一部改正について  第25号議案 一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び市町村立学校職員の勤務時間、        休暇等に関する条例の一部改正について  第26号議案 職員の自己啓発等休業に関する条例及び職員の大学院等派遣研修費用の償還に関する        条例の一部改正について  第27号議案 新潟県行政財産使用料徴収条例の一部改正について  第28号議案 新潟県立生涯学習推進センター条例の一部改正について  第29号議案 新潟県少年自然の家条例の一部改正について  第30号議案 新潟県立近代美術館条例の一部改正について   第31号議案 新潟県未来への投資基金条例の廃止について  第32号議案 新潟県病院及び診療所の人員及び施設等に関する基準を定める条例の制定について(全部改正)  第33号議案 新潟県民会館条例の一部改正について  第34号議案 新潟県立自然科学館条例の一部改正について  第35号議案 新潟県立歴史博物館条例の一部改正について  第36号議案 新潟県健康づくりスポーツ医科学センター条例の一部改正について  第37号議案 新潟県立長岡屋内総合プール条例の一部改正について  第38号議案 新潟県立武道館条例の一部改正について  第39号議案 新潟県関岬キャンプ場条例の一部改正について  第40号議案 大気汚染防止法に基づく排出基準を定める条例の一部改正について  第41号議案 新潟ユニゾンプラザ条例の一部改正について  第42号議案 新潟県保健環境科学研究所等使用料及び手数料条例の一部改正について  第43号議案 新潟県介護保険法関係手数料条例の一部改正について  第44号議案 新潟県立環境と人間のふれあい館条例の一部改正について  第45号議案 新潟県障害者交流センター条例の一部改正について  第46号議案 新潟県障害者リハビリテーションセンター条例の一部改正について  第47号議案 コロニーにいがた白岩の里条例の一部改正について  第48号議案 新潟県児童福祉施設条例の一部改正について  第49号議案 新潟県病院事業の設置等に関する条例の一部改正について  第50号議案 新潟県再生可能・次世代エネルギー基金条例の制定について  第51号議案 新潟県起業化支援交流拠点施設条例の一部改正について  第52号議案 新潟県工業技術総合研究所手数料徴収条例の一部改正について  第53号議案 新潟県立職業能力開発校条例の一部改正について  第54号議案 新潟県農業大学校条例の一部改正について  第55号議案 新潟県漁港管理条例の一部改正について  第56号議案 新潟県道路占用料徴収条例の一部改正について  第57号議案 新潟県公共海岸占用料等徴収条例の一部改正について  第58号議案 新潟県都市公園条例の一部改正について  第59号議案 新潟県建築基準条例の一部改正について  第60号議案 新潟県万代島駐車場条例の一部改正について  第61号議案 新潟コンベンションセンター等条例の一部改正について  第62号議案 新潟県港湾管理条例の一部改正について  第63号議案 新潟県入港料条例の一部改正について  第64号議案 新潟県が管理する港湾区域内及び港湾隣接地域内における行為の規制等に関する条例の        一部改正について  第65号議案 新潟県柏崎マリーナ条例の一部改正について  第66号議案 新潟県空港条例の一部改正について  第67号議案 新潟県工業用水道条例の一部改正について  第68号議案 新潟県の警察署の名称、位置及び管轄区域に関する条例及び新潟県警察署協議会条例の        一部改正について  第69号議案 財産の取得について(一般国道号朝日温海道路用地)  第70号議案 包括外部監査契約の締結について  第76号議案 平成30年度新潟県一般会計補正予算  第77号議案 平成30年度新潟県県債管理特別会計補正予算  第78号議案 平成30年度新潟県地域づくり資金貸付事業特別会計補正予算  第79号議案 平成30年度新潟県災害救助事業特別会計補正予算  第80号議案 平成30年度新潟県国民健康保険事業特別会計補正予算  第81号議案 平成30年度新潟県中小企業支援資金貸付事業特別会計補正予算  第82号議案 平成30年度新潟県林業振興資金貸付事業特別会計補正予算  第83号議案 平成30年度新潟県沿岸漁業改善資金貸付事業特別会計補正予算  第84号議案 平成30年度新潟県有林事業特別会計補正予算  第85号議案 平成30年度新潟県用地先行取得事業特別会計補正予算  第86号議案 平成30年度新潟県都市開発資金事業特別会計補正予算  第87号議案 平成30年度新潟県流域下水道事業特別会計補正予算  第88号議案 平成30年度新潟県港湾整備事業特別会計補正予算  第89号議案 平成30年度新潟県電気事業会計補正  第90号議案 平成30年度新潟県工業用水道事業会計補正予算  第91号議案 平成30年度新潟県工業用地造成事業会計補正予算  第92号議案 平成30年度新潟県新潟東港臨海用地造成事業会計補正予算  第93号議案 平成30年度新潟県病院事業会計補正予算  第94号議案 平成30年度新潟県基幹病院事業会計補正予算  第95号議案 新潟県固定資産評価審議会条例の一部改正について  第96号議案 新潟県県税条例及び新潟県県税条例及び新潟県特定非営利活動法人を支援するための県税の        特例に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について  第97号議案 新潟県看護職員修学資金貸与条例の一部改正について  第98号議案 新潟県看護職員臨時修学資金貸与条例の一部改正について  第99号議案 新潟県電気自動車等の普及の促進に関する条例の一部改正について  第100号議案 新潟県地域経済牽引事業の促進のための奨励措置に関する条例の一部改正について  第101号議案 財産の取得の変更について(一般国道号朝日温海道路用地)  第102号議案 財産の処分について(一般国道号朝日温海道路用地)   第103号議案 契約の締結について(県道新発田津川線橋りょう(白川大橋下部その2)工事請負契約)  第104号議案 平成30年度新潟県一般会計補正予算  第105号議案 平成30年度新潟県有林事業特別会計補正予算  第106号議案 平成30年度新潟県用地先行取得事業特別会計補正予算  第107号議案 平成30年度新潟県流域下水道事業特別会計補正予算  第108号議案 平成30年度新潟県港湾整備事業特別会計補正予算 日程第2  第1号 子どもたちにゆきとどいた教育を!30人以下学級の実現、教職員定数の増加及び教育予算の      増額を求めることに関する請願  第2号 生活保護基準引き下げ中止を求める意見書提出に関する請願  第3号 高すぎる国民健康保険料(税)の引き下げを求める意見書提出等に関する請願 日程第3  第1号 全国知事会の「米軍基地負担に関する提言」の主旨に基づいて、地方自治の根幹を脅かす      日米地位協定の見直しを求める意見書提出に関する陳情  第2号 奥山等のスギ・ヒノキ等放置人工林を、森林環境譲与税(仮称)を使って一定面積皆伐し、      天然林に戻すことを求めることに関する陳情 日程第4 平成28年  第5号 所得税法第56条の廃止を求める意見書提出に関する請願 平成27年  第15号 新潟水俣病被害者救済と問題解決を求める意見書提出に関する陳情  第20号 外国人の扶養控除制度の見直しを求める意見書提出に関する陳情 平成29年  第2号 「新潟県非核平和宣言」制定に関する陳情 平成30年  第2号 障害者の暮らしの場の充実を求める意見書提出に関する陳情  第4号 米配車アプリ大手ウーバーテクノロジーズ社の日本進出に反対することを求める意見書提出に      関する陳情  第8号 消費税率10%増税の中止または延期を求める意見書提出に関する陳情  第12号 いじめ事件に対する適切な懲戒処分を求めることに関する陳情 日程第5  第1号発議案 新潟県スポーツの推進に関する条例 日程第6  第109号議案 教育長の任命について 日程第7  第3号発議案 新潟県議会委員会条例の一部を改正する条例 日程第8  第4号発議案 拉致被害者全員の一刻も早い救出を求める意見書 日程第9  第5号発議案 地方創生の推進に資する万全な財政措置を求める意見書 日程第10  第6号発議案 厚生労働省の統計調査問題に関する意見書  第7号発議案 統計不正問題の真相究明と信頼回復を求める意見書 日程第11  第8号発議案 児童虐待の根絶に向けた万全な体制の構築を求める意見書  第9号発議案 児童虐待防止対策の推進を求める意見書勇退議員に対する感謝状の贈呈   ――――――――☆――――――――出席議員(51名)          石坂  浩 君  斎京 四郎 君  中村 康司 君  松原 良道 君          笠原 義宗 君  高橋 直揮 君  宮崎 悦男 君  青柳 正司 君          矢野  学 君  石塚  健 君  横尾 幸秀 君  皆川 雄二 君          小林 一大 君  冨樫 一成 君  佐藤 卓之 君  楡井 辰雄 君          小島  隆 君  佐藤  純 君  桜井 甚一 君  西川 洋吉 君          岩村 良一 君  沢野  修 君  金谷 国彦 君  早川 吉秀 君          尾身 孝昭 君  柄沢 正三 君  中野  洸 君  小野 峯生 君          帆苅 謙治 君  渡辺 惇夫 君  石井  修 君  三富 佳一 君          星野伊佐夫 君  藤田 博史 君  佐藤 伸広 君  小島  晋 君          秋山三枝子 君  高倉  栄 君  上杉 知之 君  大渕  健 君          長部  登 君  小山 芳元 君  安沢 峰子 君  志田 邦男 君          渋谷 明治 君  青木太一郎 君  佐藤 浩雄 君  片野  猛 君          小島 義徳 君  佐藤 久雄 君  重川 隆広 君   ―――――――――――――――――議員以外の出席者 知事            花角 英世 君 副知事           高井 盛雄 君 副知事           溝口  洋 君 副知事           益田  浩 君 知事政策局長        笠鳥 公一 君 総務管理部長        佐久間寛道 君 県民生活・環境部長     本間由美子 君 防災局長          熊倉  健 君 福祉保健部長        藤山 育郎 君 産業労働観光部長      橋本 一浩 君 農林水産部長        山田 治之 君 農地部長          緒方 和之 君 土木部長          中田 一男 君 交通政策局長        水口 幸司 君 会計管理者兼出納局長    山田富美子 君 病院局長          岡俊  幸 君 企業局長          稲荷 善之 君 教育長           池田 幸博 君 人事委員会事務局長     関原  貢 君 警察本部長         花岡 和道 君 労働委員会事務局長     田村 定文 君 監査委員事務局長      髙橋 和已 君   ――――――――☆―――――――― △午後1時開議 ○議長(沢野修君) これより本日の会議を開きます。   ――――――――☆―――――――― △日程第1 第1号議案から第70号議案まで及び第76号議案から第108号議案まで △日程第2 請願第1号から第3号まで △日程第3 陳情第1号及び第2号 △日程第4 請願平成28年第5号、陳情平成27年第15号、第20号、平成29年第2号、平成30年第2号、第4号、第8号及び第12号 △日程第5 第1号発議案 ○議長(沢野修君) 日程第1、第1号議案から第70号議案まで及び第76号議案から第108号議案まで、日程第2、請願第1号から第3号まで、日程第3、陳情第1号及び第2号、日程第4、請願平成28年第5号、陳情平成27年第15号、第20号、平成29年第2号、平成30年第2号、第4号、第8号及び第12号並びに日程第5、第1号発議案を一括して議題といたします。 まず、建設公安委員長の報告を求めます。青柳正司君。   〔青柳正司君登壇〕 ◆青柳正司君 建設公安委員会における付託案件審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。 まず、土木部関係として 防災・減災に向けたハード対策の実施に当たっては、工事の大幅な発注増が見込まれるものの、従来より人材不足等が課題となっている中小建設企業の十分な受注体制の確保に懸念があるので、第三次・新潟県建設産業活性化プランの一層の推進により円滑な予算執行に万全を期すべきとの意見。 次に、交通政策局関係として 地域公共交通については、路線バス・高速バス運行の減便・廃止が進み、過疎地域等における移動手段の確保が厳しさを増しているので、既存路線の維持はもとよりコミュニティーバス乗り合いタクシーの導入など持続可能な生活交通の構築に向けた地域の取り組みをより一層支援すべきとの意見。 次に、公安委員会関係として 県民の信頼に応える警察活動の推進に当たっては、非違事案の再発防止の徹底が求められるので、指導教養により職責の自覚を促すのみならず、特殊性を有する警察業務を担う職員の心身の健全性を支える取り組みのさらなる充実を図るべきとの意見。 以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。 次に、議案採決に先立ち、各党の党議結果並びに無所属委員の検討結果の報告を求めたところ、各党・無所属委員とも全議案いずれも原案賛成というものであります。 次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、陳情の審査結果について申し上げます。 継続中の陳情平成30年第4号については、今後とも検討を要するが、継続審査が不可能なため、保留すべきものと決した次第であります。 以上をもって、報告といたします。 ○議長(沢野修君) 次に、産業経済委員長の報告を求めます。矢野学君。   〔矢野学君登壇〕 ◆矢野学君 産業経済委員会における付託案件審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。 まず、産業労働観光部関係として 起業・創業については、若者にとって魅力ある雇用の場を創出するとともに人口の社会減対策につながるので、IT企業向けオフィスの整備や高度人材の育成に加え再チャレンジへの支援強化などによりさらなる促進を図るべきとの意見。 次に、農林水産部農地部共通事項として 本県における園芸振興に当たっては、米生産を軸とする農家の参画による産地育成・拡大が重要なので、排水対策を初めとした基盤整備の推進はもとよりきめ細やかな栽培技術指導圃場整備地区内でのモデルパターンの提示など導入しやすい環境づくりに一層取り組むべきとの意見。 以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。 次に、議案採決に先立ち、各党の党議結果並びに無所属委員の検討結果の報告を求めたところ、各党・無所属委員とも全議案いずれも原案賛成というものであります。 次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、陳情の審査結果について申し上げます。 陳情第2号については、今後とも検討を要するが、継続審査が不可能なため、保留すべきものと決した次第であります。 以上をもって、報告といたします。 ○議長(沢野修君) 次に、厚生環境委員長の報告を求めます。小島隆君。   〔小島隆君登壇〕 ◆小島隆君 厚生環境委員会における付託案件審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。 まず、福祉保健部関係として 1、精神科医療については、入院患者数を上回る既存病床数の状況や医師など資源の偏在といった課題への対応が急務なので、実情に応じたあるべき提供体制の構築に向けた検討を加速すべきとの意見。 2、児童虐待防止に当たっては、児童相談所の体制強化はもとより孤立しがちな育児環境の改善が重要なので、社会全体で子育てを支援する仕組みの構築に向け関係機関・団体と地域とのさらなる連携強化を推進すべきとの意見。 以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。 次に、議案採決に先立ち、各党の党議結果並びに無所属委員の検討結果の報告を求めたところ、自由民主党、未来にいがた並びに無所属重川隆広委員からは、全議案いずれも原案賛成。 日本共産党からは、第1号議案については、各種使用料・手数料の値上げを盛り込んでいるため、第5号議案については、国民健康保険の構造的問題を一層深刻にするため、第32号議案については、医療・介護の質の低下が懸念されるため、第33号議案から第37号議案、第39号議案、第41号議案、第42号議案及び第44号議案から第48号議案については、県営施設などの各種使用料・手数料に消費税増税分を上乗せするものであるため、第43号議案については、手数料の値上げであるため、それぞれ反対。 その他の議案については、いずれも原案賛成というものであります。 次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、請願・陳情の審査結果について申し上げます。 請願第2号、第3号、継続中の陳情平成27年第15号及び平成30年第2号については、いずれも今後とも検討を要するが、継続審査が不可能なため、保留すべきものと決した次第であります。 以上をもって、報告といたします。 ○議長(沢野修君) 次に、総務文教委員長の報告を求めます。宮崎悦男君。   〔宮崎悦男君登壇〕 ◆宮崎悦男君 総務文教委員会における付託案件等審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。 まず、知事政策局関係として 海外交流の推進に当たっては、本県経済の活性化に寄与することが求められるので、東南アジアにおける情報収集や支援体制を強化するなど国際情勢の変化を的確に捉え機動的に取り組むべきとの意見。 次に、総務管理部関係として 今後の財政運営に当たっては、早急な健全化による行政サービスの着実な提供が必要なので、歳入歳出改革はもとより急速に人口減少が進み広大な県土を抱える本県の実情に応じた地方交付税算定方法見直しを国に強く求めていくべきとの意見。 次に、教育委員会関係として 高校再編整備による廃校後の土地建物については、地域の活性化や課題解決に資する役割が求められるので、利活用のあり方を幅広く検討すべきとの意見。 以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。 次に、議案採決に先立ち、各党の党議結果並びに無所属委員の検討結果の報告を求めたところ、各党・無所属委員とも全議案いずれも原案賛成というものであります。 次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、請願・陳情の審査結果について申し上げます。 請願第1号、陳情第1号、継続中の請願平成28年第5号、継続中の陳情平成27年第20号、平成29年第2号、平成30年第8号及び第12号については、いずれも今後とも検討を要するが、継続審査が不可能なため、保留すべきものと決した次第であります。 また、本委員会として、拉致被害者全員の一刻も早い救出を求める意見書を発議することと決しました。 以上をもって、報告といたします。 ○議長(沢野修君) 第1号議案、第24号議案、第27号議案から第30号議案まで、第33号議案から第37号議案まで、第39号議案、第41号議案から第48号議案まで、第51号議案及び第53号議案から第67号議案までに対して討論の通告がありますので、これを許します。 渋谷明治君の発言を許します。渋谷明治君。   〔渋谷明治君登壇〕 ◆渋谷明治君 日本共産党渋谷明治です。議題となっております第1号議案並びに第24号議案を初めとする条例35件について反対の討論を行います。 反対理由の第1は、ことし10月からの消費税増税について、根拠が総崩れになっているにもかかわらず、当然の前提としていることであります。 内閣府は3月7日に1月の景気動向指数を発表しましたが、3カ月連続の悪化。景気判断を足踏みから下方への局面変更に引き下げました。ついに政府も国内景気が落ち込みの局面に入っていることを認めたのであります。 もはや安倍内閣が消費税増税の根拠としてきた論立てはことごとく崩れています。こんな状態で消費税増税を強行すれば、消費は一層冷え込み、庶民の暮らしも日本経済も大破綻するのは火を見るよりも明らかではありませんか。消費税増税など論外。今やるべきことは、家計を温め、経済の足腰を強くすることであります。 同時に、歳入には県民の暮らしを直撃する各種使用料、手数料の値上げが組み込まれています。消費税値上げを機械的に県民に転嫁する条例改正に加え、農業大学校の授業料値上げなど、35本もの条例改正には賛成するわけにはいきません。 詳しく触れる余裕はありませんが、多くの県民に親しまれている県立自然科学館県立歴史博物館県立近代美術館などの入館料の値上げ、新潟県民会館や県立生涯学習推進センター新潟ユニゾンプラザ障害者交流センターなどの施設使用料も増税分を機械的に上乗せする値上げであります。 各種世論調査でも7から8割の方々は景気回復の実感はないと答えているときに、到底賛成できないのであります。 反対理由の第2は、かつての土木費偏重型の予算構造の復活が懸念され、過大な土木費が県財政の悪化要因となりかねないことであります。 今年度の繰越明許費は、前年とほぼ同額の1,200億円近くにも上っています。これは、単年度で可能な投資的事業には一定の限界があることを示しています。 真の防災・減災対策予算の確保は重要ですが、有利な事業だからと国土強靱化の名目で国の言いなりに過大な事業を計上すれば、結果として基金を使い果たし、返す当てのない借金を増大させ、県財政を圧迫することにつながりかねません。 今県民が求めているのは、大型開発ではなく、暮らしや福祉を応援する政治だと確信いたします。 最後に、税のあり方を決めるのは主権者、国民であります。消費税増税は、まだ決まったわけではありません。増税ノーの審判を下す機会は今後も統一地方選挙と参議院選挙の2回あり、国民的な世論の力で消費税増税をとめることも可能だと考えます。 我が党は、消費税増税に反対する多くの皆さんと力を合わせ、何としても増税をストップさせるため全力を尽くす決意を表明し、討論を終わります。 ○議長(沢野修君) これにて討論は終局いたしました。 これより採決いたします。 まず、第1号議案を採決いたします。 本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(沢野修君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、第24号議案、第27号議案から第30号議案まで、第33号議案から第37号議案まで、第39号議案、第41号議案から第48号議案まで、第51号議案及び第53号議案から第67号議案までを一括して採決いたします。 35案の委員長の報告はいずれも可決であります。35案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕
    ○議長(沢野修君) 起立多数。よって、35案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、一般会計補正予算2件、すなわち、第76号議案及び第104号議案を一括して採決いたします。 両案の委員長の報告はいずれも可決であります。両案を委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(沢野修君) 御異議なしと認めます。よって、両案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、特別会計関係予算1件及び条例1件、すなわち、第5号議案及び第32号議案を一括して採決いたします。 両案の委員長の報告はいずれも可決であります。両案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(沢野修君) 起立多数。よって、両案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、残りの特別会計及び企業会計関係予算41件、すなわち、第2号議案から第4号議案まで、第6号議案から第21号議案まで、第77号議案から第94号議案まで及び第105号議案から第108号議案までを一括して採決いたします。 41案の委員長の報告はいずれも可決であります。41案を委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(沢野修君) 御異議なしと認めます。よって、41案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、残りの条例16件、すなわち、第25号議案、第26号議案、第31号議案、第38号議案、第40号議案、第49号議案、第50号議案、第52号議案、第68号議案、第95号議案から第100号議案まで及び第1号発議案を一括して採決いたします。 16案の委員長の報告はいずれも可決であります。16案を委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(沢野修君) 御異議なしと認めます。よって、16案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、事件議決7件、すなわち、第22号議案、第23号議案、第69号議案、第70号議案及び第101号議案から第103号議案までを一括して採決いたします。 7案の委員長の報告はいずれも可決であります。7案を委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(沢野修君) 御異議なしと認めます。よって、7案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、請願第2号、第3号、陳情第1号、平成27年第15号及び第20号を一括して採決いたします。 これらの請願2件、陳情3件を委員長報告のとおり保留とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(沢野修君) 起立多数。よって、5件は委員長報告のとおり決しました。 次に、請願第1号を採決いたします。 本請願を委員長報告のとおり保留とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(沢野修君) 起立多数。よって、本請願は委員長報告のとおり決しました。 次に、請願平成28年第5号を採決いたします。 本請願を委員長報告のとおり保留とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(沢野修君) 起立多数。よって、本請願は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情第2号及び平成30年第12号を一括して採決いたします。 これらの陳情2件を委員長報告のとおり保留とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(沢野修君) 起立多数。よって、2件は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情平成29年第2号を採決いたします。 本陳情を委員長報告のとおり保留とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(沢野修君) 起立多数。よって、本陳情は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情平成30年第2号を採決いたします。 本陳情を委員長報告のとおり保留とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(沢野修君) 起立多数。よって、本陳情は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情平成30年第4号を採決いたします。 本陳情を委員長報告のとおり保留とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(沢野修君) 起立多数。よって、本陳情は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情平成30年第8号を採決いたします。 本陳情を委員長報告のとおり保留とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(沢野修君) 起立多数。よって、本陳情は委員長報告のとおり決しました。   ――――――――☆―――――――― △日程第6 第109号議案 ○議長(沢野修君) 日程第6、第109号議案を議題といたします。 提出者の説明を求めます。花角知事。   〔知事花角英世君登壇〕 ◎知事(花角英世君) ただいま上程されました議案は、人事に関する案件であります。 第109号議案は、教育長を任命するため、お諮りいたしました。 よろしく御審議の上、同意を賜りますようお願い申し上げます。 ◆高橋直揮君 ただいま議題となっております第109号議案は、人事案件でありますので、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(沢野修君) 高橋直揮君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(沢野修君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより第109号議案、教育長の任命についてを採決いたします。 本案に同意するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(沢野修君) 総員起立。よって、本案は同意いたしました。   ――――――――☆―――――――― △日程第7 第3号発議案 ○議長(沢野修君) 日程第7、第3号発議案を議題といたします。   〔発議案は付録に掲載〕 ◆高橋直揮君 ただいま議題となりました第3号発議案は、趣旨弁明及び委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(沢野修君) 高橋直揮君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(沢野修君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第3号発議案新潟県議会委員会条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(沢野修君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。   ――――――――☆―――――――― △日程第8 第4号発議案 ○議長(沢野修君) 日程第8、第4号発議案を議題といたします。   〔発議案は付録に掲載〕 ◆高橋直揮君 ただいま議題となりました第4号発議案は、趣旨弁明及び委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(沢野修君) 高橋直揮君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(沢野修君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第4号発議案拉致被害者全員の一刻も早い救出を求める意見書を採決いたします。 本案を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(沢野修君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。   ――――――――☆―――――――― △日程第9 第5号発議案 ○議長(沢野修君) 日程第9、第5号発議案を議題といたします。   〔発議案は付録に掲載〕 ○議長(沢野修君) 第5号発議案について、松原良道君の趣旨弁明を許します。松原良道君。   〔松原良道君登壇〕 ◆松原良道君 自由民主党の松原です。提出者を代表して、第5号発議案、すなわち地方創生の推進に資する万全な財政措置を求める意見書の趣旨弁明を行います。 本県は、平成16年の中越大震災、平成19年の中越沖地震により多くの一般住宅が損壊したことは記憶に新しいところであります。加えて、道路を初めとするインフラ施設も甚大な被害を受けたことから、その復旧・復興、防災・減災のために多額の財政支出を続けてきた経緯があります。 また、本県は急峻な地形を抱え、全国5位の面積を有しており、その地形的な特性から道路改良率は全国平均を下回り、通学路における歩行空間の未整備箇所やすれ違いが困難な箇所も多く存在しております。 橋梁やトンネルなどの道路施設の老朽化も進んでおり、県民の安全・安心を確保するためにも、今後も多額の財源を確保しなければならない状況にあります。 さらに、本県を初めとする積雪寒冷地域においては、道路除雪などの雪寒事業に対して交付金や除雪補助による支援があるものの、近年のような大雪に見舞われた際には、道路の除雪費に加えて維持補修費もかさむため、財政を圧迫する要因となっております。 本県は、県民の大きな期待を担っている花角知事のもと、一段加速した防災・減災対策の推進、健康立県の実現、起業・創業の推進、交流人口の拡大の4つの柱を基本に、住んでよし、訪れてよしの新潟県を目指しておりますが、地方経済はいまだ本格的な景気回復に至っているとは言いがたく、積極的な施策を展開するために財源の確保に苦慮しております。 加えて、県民の快適で安全な雪国の生活の確保と地域の持続的発展のためには、総合的、効率的、恒常的に施策を推進することが何よりも重要でありますが、そのための費用負担が増大する傾向にあることに鑑みれば、自助努力のみでは必要な財源を確保することが困難となっていることは明白であります。 そこで、本県を初めとする地方公共団体の実情を十分に考察し、地方交付税の算定を行うこととともに、地方創生の推進に資する万全な財政措置を講ずるよう強く要望する本意見書を発議したところであります。 満場の皆さんの御賛同をお願い申し上げまして、私の趣旨弁明を終わります。(拍手) ◆高橋直揮君 ただいま議題となっております第5号発議案は、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(沢野修君) 高橋直揮君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(沢野修君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第5号発議案、地方創生の推進に資する万全な財政措置を求める意見書を採決いたします。 本案を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(沢野修君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。   ――――――――☆―――――――― △日程第10 第6号発議案及び第7号発議案 ○議長(沢野修君) 日程第10、第6号発議案及び第7号発議案を一括して議題といたします。   〔発議案は付録に掲載〕 ○議長(沢野修君) まず、第6号発議案について、笠原義宗君の趣旨弁明を許します。笠原義宗君。   〔笠原義宗君登壇〕 ◆笠原義宗君 自由民主党の笠原義宗でございます。提出者を代表しまして、第6号発議案、すなわち厚生労働省の統計調査問題に関する意見書の趣旨弁明を行います。 厚生労働省の毎月勤労統計調査において、長年にわたり不適正な手法で調査が行われていたことが発覚しております。政府の統計はあらゆる政策判断の基礎となるものであり、不適正な手法によりこの信頼性に疑念を招いたことは大変深刻な事態であります。 今回の不正はアベノミクスの数字を上げ底するためだとの論調も見られますが、そもそも統計調査は専門性が高い職員による地道な作業の積み重ねであり、組織体制が業務の質を左右するものであると認識しております。 予算や人員が削減され、職員が恒常的に多くの業務を抱えていれば、手続に瑕疵が生じる可能性が高くなるものと考えられますので、現場の職員があえて積極的に不正を行ったとは考えがたく、不正ではなく、不適正事案だと理解しております。 これまでも厚生労働省は年金問題や裁量労働制をめぐるデータの捏造など多くの不祥事を起こしており、組織体質に問題があると言わざるを得ません。 また、同省は組織の規模が大きく、大臣はもちろんのこと、幹部職員でさえも全ての業務を把握することは難しく、体制の見直しも必要と考えているところであります。 このたびの問題の解決に向けて重要なことは、決められた手法で調査を行えなかった原因を究明することであります。加えて、誤った調査結果の影響を把握し、本来あるべき状況に回復させるために必要な作業を明らかにすることであります。 そこで、あらゆる政策判断の基礎となるべき統計調査がルールに沿った公正な手法に基づくものとなるよう対策を講じ、信頼回復に全力で対応するよう強く要望する本意見書を発議したところであります。 また、この際、第7号発議案について一言申し上げます。 文言中に安倍政権の責任ははかり知れないとの政府批判が記載されており、意見書としてはふさわしくないことから、第7号発議案に反対することを表明いたしまして、私の趣旨弁明を終わります。 満場の皆様の御賛同をお願い申し上げます。 ○議長(沢野修君) 次に、第7号発議案について、佐藤伸広君の趣旨弁明を許します。佐藤伸広君。   〔佐藤伸広君登壇〕(拍手) ◆佐藤伸広君 未来にいがたの佐藤伸広です。第7号発議案の趣旨弁明を行いますが、本日は4年の任期最後の本会議でありまして、登壇の機会を得たことは光栄であります。今回もやじをいただく場面があるかもしれませんが、どうか格別の御容赦を賜りますようお願い申し上げます。 さて、統計不正問題に関して我が会派案と自由民主党案が競合しております。我がほう案の提案理由は案文のとおりであり、そこを繰り返しても余りおもしろくありません。ここでは、2つの意見書案を対比して、我が会派案のほうがよりふさわしい理由について御説明申し上げたいと思います。 今回の不正の根幹は、調査対象となっている従業員500人以上の事業所について全数調査すべきところを勝手にサンプル調査に切りかえ、しかもデータを補正せずに放置したことです。 サンプル調査にしたからといって、それだけで統計データが全ておかしくなるわけではありませんが、今回のケースでは調査対象の事業所約1,500カ所中500カ所くらいしか調査していませんでした。 ここで得られた数字に約3を掛けるという補正作業を行えば実態に近い数字が得られるのですが、数字がおかしくなったのはこの補正作業を忘れたからであります。 1,500カ所分の数字が必要であるにもかかわらず、500カ所分の数字しかなかったので、東京都における賃金総額が実際よりも低くなり、結果として全国の賃金総額も減ってしまった。 作業ミスが発覚した場合、本来であれば2004年までさかのぼって全てのデータを訂正しなければなりませんが、厚生労働省はこういった作業を行わず、どういうわけか、2018年以降のデータだけを訂正するという意味不明の対応を行いました。 その結果、2018年から急激に賃金が上昇したような統計が出て、これがアベノミクスの成果が欲しくてたまらない官邸にとって極めて都合がよかったということでありますが、ここは報道されている疑惑の真贋を議論する場ではもちろんありません。ここで行うべきは、意見書案の審査です。 自由民主党提出の意見書案の本文6行目に、必ずしも現場の職員が積極的に不正を行ったとは考えにくいところであるという記載があり、先ほどの趣旨弁明にも同文が登場しております。本当でしょうか。 今回問題となった厚生労働省の内部で都合の悪い過去のデータを廃棄したり、改ざんしたりといった事実は既に明らかにされています。つまり現場の職員が、背景はどうあれ、目的を持って不正を行ったことは疑いようがありません。 越後杉問題で不正を把握したにもかかわらず、公表に至らなかった本県担当課の対応について、知事は県民最優先の視点が欠けていたとおっしゃいました。不正を把握した行政機関がそれを公表せずに隠蔽を図った、これを積極的な不正と言わずに何と言うのですか。 以上のことから、可決されるべき意見書案は我が会派案であり、満場の皆さんより御賛同を賜りますことをお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。(拍手) ◆高橋直揮君 ただいま議題となっております第6号発議案及び第7号発議案は、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(沢野修君) 高橋直揮君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(沢野修君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより採決いたします。 まず、第6号発議案厚生労働省の統計調査問題に関する意見書を採決いたします。 本案を可決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(沢野修君) 起立多数。よって、本案は可決いたしました。 次に、第7号発議案、統計不正問題の真相究明と信頼回復を求める意見書を採決いたします。 本案を可決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(沢野修君) 起立少数。よって、本案は否決いたしました。   ――――――――☆―――――――― △日程第11 第8号発議案及び第9号発議案 ○議長(沢野修君) 日程第11、第8号発議案及び第9号発議案を一括して議題といたします。   〔発議案は付録に掲載〕 ○議長(沢野修君) まず、第8号発議案について、石坂浩君の趣旨弁明を許します。石坂浩君。   〔石坂浩君登壇〕 ◆石坂浩君 自由民主党の石坂浩です。提出者を代表して、第8号発議案、すなわち児童虐待の根絶に向けた万全な体制の構築を求める意見書の趣旨弁明を行います。 平成30年3月に東京都目黒区で両親の虐待により5歳の女児が死亡する事件が発生し、児童相談所等の対応の不備が大きな社会問題となり、国や自治体等において対策に係る検討が進められてきている中で、このたび千葉県野田市で小学4年生の女児が犠牲となる事件が発生したことは、まことに残念でなりません。 このたびの事件においても、前回同様に児童相談所と教育委員会の連携や警察への通報のあり方などの問題点が指摘されております。 子供の命を制度の不備や対応の不手際で救えなかったなどということは絶対にあってはならず、このたびのような悲劇を決して繰り返してはなりません。 子供たちを虐待から守るために平成12年に児童虐待防止法が制定されておりますが、その後、関係法令を含め改正を重ね、裁判所の許可のもとでの児童相談所の強制立ち入りや虐待する親の親権停止などが可能となっております。 平成16年の同法改正時において、我が党は公明党とともに、児童虐待が疑われ、子供の生命や身体に重大な危害が生じるおそれがある家庭については、児童相談所の立ち入りを親が拒否した場合には、警察官の強制立ち入りを可能とする改正案を提案しておりましたが、残念ながら当時の民主党などが警察権力の濫用に懸念を示し、裁判所の令状などが必要とするなどの対案を示したことから、結果として見送られた経緯があります。 児童虐待が繰り返されている現状に鑑み、今度こそ救える子供の命を救うという強い信念のもと、実効性の高い制度設計を行う必要があるものと強く認識をしております。 児童虐待から子供を救うためには、警察、学校、児童相談所、自治体、病院等が虐待のおそれのある子供やその家庭の情報を確実に漏れることなく共有し、日ごろから連携を密にすることが肝要であります。 子供の学校等の長期欠席や親の面会拒否などの危険な兆候があれば、直ちに児童相談所が中心となり、関係機関と連携し、子供の安否を確認する仕組みを整備しなければなりません。 そこで、児童虐待が疑われる家庭への警察の強制立ち入りを可能とするなど、虐待により子供の命が失われることがないよう児童虐待防止法等の関係法令を改正するとともに、緊急を要する子供の安全確認の方法や関係機関の連携強化など、子供の命を守ることを最優先とする児童虐待の根絶に向けた万全な体制を構築するよう強く要望する本意見書を発議したものであります。 また、この際、第9号発議案について一言申し上げます。 児童虐待防止法等の改正による厳罰化では解決できないとされておりますが、子供の命を守るためには万全の対応を行わなければなりません。我が党は警察の介入は必要と理解しておりますので、第9号発議案に反対することを表明いたしまして、私の趣旨弁明を終わります。 満場の皆様の御賛同をお願い申し上げます。(拍手) ○議長(沢野修君) 次に、第9号発議案について、上杉知之君の趣旨弁明を許します。上杉知之君。   〔上杉知之君登壇〕(拍手) ◆上杉知之君 未来にいがたの上杉知之です。提出者を代表し、第9号発議案児童虐待防止対策の推進を求める意見書案について趣旨弁明を行います。 昨年3月には東京都目黒区で当時5歳の女児が、また、ことし1月には千葉県野田市で小学4年生の女児がともに保護者から虐待を受けて死亡しています。 児童虐待の件数は増加の一途をたどり、全国の児童相談所における児童虐待に関する相談対応件数は過去最多となっています。児童相談所における児童福祉司の大幅な増員など、児童相談所の体制強化が急務です。 東京都目黒区の事件では、児童相談所間の引き継ぎで必要な情報が適切に共有されなかった可能性が指摘されています。児童相談所相互間の情報共有はもちろんですが、児童相談所、市町村、家庭裁判所、警察、医療機関等の連携や地方公共団体相互間の連携を強化することが不可欠です。 ただ、一部の若手国会議員の間には、児童虐待防止法等の改正により児童虐待の厳罰化を求める声もあります。しかしながら、児童虐待の根底にある問題、例えばひとり親家庭の貧困を解消するなど、それぞれの家庭が抱える問題に寄り添う対応なくしては、児童虐待における解決の道は開けないと確信します。 よって、国会並びに政府に対し、子供の命を守るため、児童相談所の体制強化を初めとする児童虐待防止対策の早急な実施を要望する意見書を提出するものであります。 なお、第8号発議案で提出されております意見書案については、児童虐待が疑われる家庭への警察の立ち入りについて、平成16年の児童虐待防止法改正時に、当時の民主党などの反対で見送られたとされていますが、家庭裁判所との連携を前提とした極めて冷静な議論であり、最終的に与野党が合意し、全会一致で可決をされております。この点を殊さらに指摘する必要性は理解できず、我が会派の意見書案が適当であると考えております。 満場の皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、趣旨弁明を終わります。(拍手) ◆高橋直揮君 ただいま議題となっております第8号発議案及び第9号発議案は、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(沢野修君) 高橋直揮君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(沢野修君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより採決いたします。 まず、第8号発議案児童虐待の根絶に向けた万全な体制の構築を求める意見書を採決いたします。 本案を可決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(沢野修君) 起立多数。よって、本案は可決いたしました。 次に、第9号発議案児童虐待防止対策の推進を求める意見書を採決いたします。 本案を可決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(沢野修君) 起立少数。よって、本案は否決いたしました。   ――――――――☆―――――――― △勇退議員に対する感謝状の贈呈 ○議長(沢野修君) お諮りいたします。 県政功労表彰を受彰され、今任期をもって勇退される議員の皆様方におかれましては、本県議会議員として、多年にわたり県政の発展に尽くされ、その功績はまことに顕著であります。 つきましては、この際、日程に追加し、勇退議員に対する感謝状の贈呈についてを議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(沢野修君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 勇退議員に対する感謝状の贈呈についてを議題といたします。 県政功労表彰を受彰され、このたび今任期をもって勇退される三富佳一君、中野洸君、志田邦男君、金谷国彦君、西川洋吉君、佐藤卓之君、石塚健君の多年の功績に感謝し、本議会の決議をもって、感謝状を贈呈いたしたいと思います。 特に敬意を表するため、起立により御賛成を願いたいと思います。 お諮りいたします。  三 富 佳 一 君  中 野   洸 君  志 田 邦 男 君  金 谷 国 彦 君  西 川 洋 吉 君  佐 藤 卓 之 君  石 塚   健 君に対し、感謝状を贈呈するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(沢野修君) 総員起立。よって、さよう決しました。 なお、感謝状につきましては、議長に御一任願います。 引き続いて、感謝状の贈呈を行います。 ◎議会事務局長(池田紀夫君) 三富佳一君。   〔三富佳一君登壇〕 ○議長(沢野修君)    感  謝  状         新潟県議会議員 三富佳一君 君は新潟県議会議員として多年にわたり県政の発展に尽くされその功績はまことに顕著であります。本県議会はその功績に対しここに決議をもって深く感謝の意を表します。  平成31年3月19日             新 潟 県 議 会   〔感謝状贈呈〕(拍手) ◎議会事務局長(池田紀夫君) 中野洸君。   〔中野洸君登壇〕 ○議長(沢野修君)    感  謝  状         新潟県議会議員 中野洸君 君は新潟県議会議員として多年にわたり県政の発展に尽くされその功績はまことに顕著であります。本県議会はその功績に対しここに決議をもって深く感謝の意を表します。  平成31年3月19日             新 潟 県 議 会   〔感謝状贈呈〕(拍手) ◎議会事務局長(池田紀夫君) 志田邦男君。   〔志田邦男君登壇〕 ○議長(沢野修君)    感  謝  状         新潟県議会議員 志田邦男君 君は新潟県議会議員として多年にわたり県政の発展に尽くされその功績はまことに顕著であります。本県議会はその功績に対しここに決議をもって深く感謝の意を表します。  平成31年3月19日             新 潟 県 議 会   〔感謝状贈呈〕(拍手) ◎議会事務局長(池田紀夫君) 金谷国彦君。   〔金谷国彦君登壇〕 ○議長(沢野修君)    感  謝  状         新潟県議会議員 金谷国彦君 君は新潟県議会議員として多年にわたり県政の発展に尽くされその功績はまことに顕著であります。本県議会はその功績に対しここに決議をもって深く感謝の意を表します。  平成31年3月19日             新 潟 県 議 会   〔感謝状贈呈〕(拍手) ◎議会事務局長(池田紀夫君) 西川洋吉君。   〔西川洋吉君登壇〕 ○議長(沢野修君)    感  謝  状         新潟県議会議員 西川洋吉君 君は新潟県議会議員として多年にわたり県政の発展に尽くされその功績はまことに顕著であります。本県議会はその功績に対しここに決議をもって深く感謝の意を表します。  平成31年3月19日             新 潟 県 議 会   〔感謝状贈呈〕(拍手) ◎議会事務局長(池田紀夫君) 佐藤卓之君。   〔佐藤卓之君登壇〕 ○議長(沢野修君)    感  謝  状         新潟県議会議員 佐藤卓之君 君は新潟県議会議員として多年にわたり県政の発展に尽くされその功績はまことに顕著であります。本県議会はその功績に対しここに決議をもって深く感謝の意を表します。  平成31年3月19日             新 潟 県 議 会   〔感謝状贈呈〕(拍手) ◎議会事務局長(池田紀夫君) 石塚健君。   〔石塚健君登壇〕 ○議長(沢野修君)    感  謝  状         新潟県議会議員 石塚健君 君は新潟県議会議員として多年にわたり県政の発展に尽くされその功績はまことに顕著であります。本県議会はその功績に対しここに決議をもって深く感謝の意を表します。  平成31年3月19日             新 潟 県 議 会   〔感謝状贈呈〕(拍手) △代表者の謝辞 ○議長(沢野修君) ただいま感謝状を受けられました議員を代表して、三富佳一君から発言を求められておりますので、この際、これを許します。三富佳一君。   〔三富佳一君登壇〕 ◆三富佳一君 今ほどは本会議場におきまして皆様から御決議をいただき、大変ありがとうございました。ただいま感謝状をいただきました議員を代表いたしまして、僣越ではございますが、私から御礼の御挨拶を申し上げさせていただきます。 このたび歴史と伝統のある新潟県議会からこうして感謝状を賜りましたことは、身に余る光栄であります。心から感謝を申し上げます。 また、私は今定例会初日におきまして、永年在職表彰受彰者を代表して謝辞を申し述べさせていただいたところでございます。重ねて本日このような機会を与えていただいた議長を初め議員各位に御礼を申し上げる次第でございます。 さて、私どもは今期限りで勇退をいたしますが、新潟県議会議員として在職した期間はそれぞれ異なりますが、県民の皆様の信託と御支援のもと、微力ではありましたが、県勢発展のために精いっぱい務めてまいりました。 今定例会初日で申しましたので、るるお話しすることはいたしませんが、顧みますと、昭和54年4月の統一地方選挙におきまして県議会議員に初当選をさせていただき、当選間もない君知事時代に起きた高教組の議会庁舎乱入事件、さらには保健所統廃合をめぐる深夜の県議会で行った議場開鎖のための交渉など、激動の時代が今でも鮮明に脳裏に焼きついております。 以来10期40年、6人の知事初め県議会議員の皆様や県職員などの多くの方々に大変お世話になり、またその間、権威ある新潟県議会第76代の議長を務めさせていただきました。これら全てが私にとってかけがえのない財産であり、これまで賜った御厚情に衷心から感謝を申し上げる次第でございます。 今後は、一県民といたしまして、これまでの御厚情に多少なりともお返しできるよう、県勢発展のため微力をささげる決意であります。 時の流れとともに県民ニーズや価値観は大きく変化を遂げており、これらとも相まって県政の諸課題も複雑化、高度化をしてまいっておるところであります。特に人口減少の問題は一朝一夕には解決できない喫緊かつ現下の最大の課題であり、県政の命運を左右する最重要課題であります。 県民の大きな期待を背負ってスタートした花角知事をトップとする県職員の皆さん並びに県議会議員を初め、県政にかかわる方々の英知を結集し、悠久不滅の新潟県の発展のために、これらの困難な課題に対して果敢に取り組んでいかれることを御期待申し上げております。 最後になりますが、沢野議長を初め議員の皆様におかれましては、この4月の厳しい統一地方選挙を勝ち抜かれまして、再びこの議場において県勢発展のために御活躍されますことを心から御祈念申し上げます。 簡単でございますが、以上をもって私からのお礼の御挨拶とさせていただきます。大変皆さん、ありがとうございました。(拍手)   ――――――――☆―――――――― ○議長(沢野修君) 提出案件全部議了いたしました。 さて、今任期をもって御勇退される議員各位におかれましては、長い間、本当に御苦労さまでございました。ここに改めて多年の議会活動、御功労に謝意を表しますとともに、今後とも県政発展のために御尽力を賜りますようお願い申し上げます。 また、引き続き統一地方選挙に臨まれます議員各位におかれましては、再びこの議場でお会いできますよう御健闘をお祈りいたします。 これにて2月定例会は閉会いたします。 △午後2時10分閉会...